人生初の試み ヒッチハイク

【人生初のヒッチハイク

24歳4ヶ月女性
佐賀県基山SAから岡山倉敷ICまで

初めての試みで、目的地に着く時間が決まっていたことから時間的な余裕はないに等しく、と同時に心理的な余裕も全くありませんでした。

ヒッチハイクのイメージ・どんな風に行うのか大体の雰囲気は掴んではいたけど、経験者の話を聞くと想像と違うこともあって、決行日を目前に「自分にはできるのかな」「新幹線にしとこうかな」なんて弱音を吐きました。家族は、馬鹿な真似しないでと大分心配していました。そりゃそうだ。その気持ちわからないでもないけど、自分の中で死ぬまでにやりたいことの一つで平成最後の夏ということもあって決めたことだった。それになんとかなるでしょと、周囲の心配を裏切るようなそんな軽い気持ちありました。ごめんなさい。

必要だと思って準備したものは、スケッチブックとマジックペン。段ボールに書く人もいるし、道具は何も使わないっていう人もいらっしゃるようです。

実際に自分がスケッチブックに書いたのは、最終目的地。飛んだ高望み野郎だ。経験者の方が知ったら、何やってんだって怒られそうですね。確かに本当に行きたいところを書きたい気持ちはあるけど、ここでワンポイント!!

ポイント①:最終目的地を初めから書かない、今いる隣の県を書くことが好ましい

当たり前すぎることですが、隣の県までだったら確率は高くなるし、交渉の話の中で実はその先まで行く人に出会えればそこまでお願いすることもできます。何しろ、自分へのダメージは少なくて済みます。これ大事。

女性でヒッチハイクなんてするもんじゃないって言われることが多いけど、やりたいって思ってる人は是非挑戦していただきたいです。確かに怖いって感じることもありました。可愛い人がやったらその分危険度が上がっちゃうのかもしれないけど、女性ドライバー限定で声をかけたりすることも方法としてはできなくもないです。声をかけていただくこともあるが、決定権は自分にあるのだから断りたいときは断ればいいだけの話です。

しかしながら一つ言えるのは、少なからず女性は覚悟が必要なのかもしれません。

私の場合女性だからって心配して乗せてくださった女性の方もいらっしゃいました。そういう優しいお母さん目線の方もいらっしゃいます。
本当にありがとうございました。
男性の方でも、快く「乗りますか?」と聞いてくださる方もいて、「やっぱり男性は怖いですかね?」なんてお気遣いくださるジェントルマンもいらっしゃいました。

物珍しそうに見られるけど、結構驚いた顔してる人が多いし興味津々な人もいるもんだなって感じました。ただ、乗せる乗せないは別の話になってくるので興味ありげな表情されてる方にはアタックして話しかけてみる方がいいと思います。

ハプニングはなかったのですが、40分振られっぱなしだったのは本当に心折れそうになりました。


私は距離も長い訳ではないし、実際4台しか乗っていないので多くは語れませんが、初めての経験をこれからヒッチハイクやりたいって思ってる人に届けられればと思ってます。

終えてみて、一つどうすればよかったんだろうと後悔したことがありました。それは、車内空間での過ごし方です。人見知り克服も兼ねてのヒッチハイクでしたが、乗せてもらってる上にあれやこれやと運転手に話しかけるのもどうなんだろうかと、変に考えてあまり話しかけませんでした。話が盛り上がり、今はいいかなって時には私から話しをすることもありました。

共通の話題があった時の、話の盛り上がり方は凄まじかったです。年齢の差、ジェネレーションギャップも時にはぶち壊せるんだなぁと実感しました。
最後の車の中では、なんとフィリピンの話で盛り上がりました。祖父母世代の方でしたがとても楽しかったです。

話し上手な人は、どんな話をしているのだろうか。この子乗せてあげて良かったと思わせる話や、行動があれば教えていただきたいものです。<区間>
佐賀:基山SA→福岡:直方PA
福岡:直方PA→福岡:吉志PA
福岡:吉志PA→山口:王司PA
山口:王司PA→岡山:倉敷IC

4台の車に乗せていただき、無事に目的地まで行くことができました。
皆さん本当にありがとうございました。

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以上、人生初のヒッチハイクでした。